カテゴリ: キャッシングを上手に利用する

キャッシングでの借りすぎに注意

以前の記事にも書きましたが、急な出費やどうしても「今、お金が必要」といった時にはキャッシングというものは非常に便利なサービスであると言えます。
また即日融資などのスピーディに現金を用意することができることも、他でできない借り入れ方法と言えます。

  • お小遣いの足し
  • 家計の補填
  • 急な出費への対応
  • 期限付きの支払への対応

緊急で支払が必要なケースでも、

  • 自宅に居ながらウェブサイトで申し込み、
  • 自分の口座へ振り込んでもらい、
  • ネットバンクでそのまま支払完了。

なんてことも、現在では出来てしまいます。

このように特に現在ではインターネットの普及とともに、キャッシュレスサービスが増えたため、以前以上にキャッシングの利用価値があるとも言えます。
しかし、便利になればなるほど安易な行動をとってしまうのも人間です。
キャッシュレスになると、ついに金額が麻痺してきてしまう場合があります。
現金を持って支払う時には自制が聞くのにインターネット上では簡単に買い物をしてしまうようなケースです。
キャッシングも同じです。インターネットだけでお金が入金されると、つい借金をしたという意識が薄くなってしまいます。

【多重債務】

多重債務に陥るケースは、なぜそうなってしまうのでしょうか。
誰でも最初から複数の金融機関などからキャッシングをしまう訳ではありませんよね。
多くのケースで見られる傾向はおおむね下記のようになります。

1.利用限度額をどんどん上げてしまう。
気軽に借り入れが出来るため余計なお金を使っている状態です。
今まで足りていたものが足りなくなるため、利用限度額を上げてしまいます。
一時的な出費があり、キャッシングを利用したとしても利用限度額をどんどん上げる必要がある場合は通常の生活ではありません。
気軽にお金が手元に入ってきたことによって余計なお金を使うようになっていませんか?
2.利用限度額が限界に達し、他の金融機関でキャッシングをする。
キャッシングと言っても、お金を借りられる金額には限度があります。
利用限度額とはその人の返済能力に見合った金額になっている訳です。
その限度額に達したのに、他のキャッシングを利用するのは非常に危険です。
3.月々の支払いが困難になり、「返済の為」にキャッシングをする。
利用限度額に達した人が、他のキャッシングを利用した場合、多くは月々の返済負担に耐えられなくなります。
ご自身の収入によっぽどの変化があるか、財産の贈与、資産の処分などがなければ、次第にキャッシングを「返済の為」に利用し始めます。
(→もう多重債務者ですね。)

返済が遅れると、キャッシング会社は督促があります。
多くは電話での督促から始まります。「威圧的、暴力的な取り立て行為」は明確に貸金業法で禁止されていますのでありませんが、業者によってそれなりに厳しい注意はあるかもしれません。
いくら禁止されていても仕事や生活の上でで契約がこじれれば、感情的な言葉が出るこもありますよね。
それでも返済できない場合、以前のような悪徳な取り立て行為はヤミ金融などから借りていない限りありませんが、その代りに合法的な回収が始まります。
貸金訴訟」と言われているものです。

【貸金訴訟】

これはお金を貸したキャッシング会社が、滞納しているユーザーに対して起こす裁判です。
よほどのことが無い限り、裁判では勝ち目はありません。現在ではどのキャッシング会社もコンプライアンス(法令遵守)を意識して営業しています。
それだけ前回の貸金業法の改正は、キャッシング会社にとって厳しいものでした。
言い換えれば、その状態で裁判を起こされたらユーザーに非があるということです。
キャッシング会社も負ける裁判をわざわざ起こしません。

そして判決が出てしまえば財産差し押さえなどの厳しい処置が待っています。
そうなってしまっては、社会的地位も失いかねません。

そうならない為にはキャッシング会社から「お金を貸してもらう」という受け身ではなく自ら「お金を借りる」という主体的な意識を持ち、それに伴う義務、つまり「返済」の計画性をしっかり持つことが必要です。
前回の貸金業法はキャッシング会社にとって厳しいものであったと述べました。
キャッシング業者を規制するのと同時に、ユーザー保護のルールも定められました。
キャッシング業者には安易な貸し出しができないルールが定められたわけですが、世の中に必要サービスとして提供されている以上、最終的にはやはり借りる側の意識が変わらないことには、多重債務問題を解消することは出来ないのです。
ルールは厳しくなっても、サービスはどんどん便利になる。
日々新しいものが発明される現代、世の中ってそんなものですよね。
便利になることは良いことなのですが、それによって安易な借り入れが増えているのも事実なのでしょう。
よくテレビコマーシャルで言っていますね。

【収入と収支のバランスを大切に。無理のない返済計画を】

まずはご自身の状況を知るのが大切です。そのうえで計画的な利用を心掛けてください。

 

 

万が一のトラブル時に心強い「紛争解決センター」について解説します。

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