カテゴリ: キャッシングの基本知識
キャッシングの返済方式
【一括返済】
キャッシングした場合、多くは借りたお金を月々返済していく形になりますが、もちろん一括返済も可能です。
クレジッットカードを利用したキャッシングの場合、一括払いであれば、月々のクレジットカード使用料と一緒にキャッシング分が一括請求されます。
銀行系カードローン、信販会社系カードローン、クレジットカードなどは、通常申し込み時に一括払いか分割払いかを選択しますが、後から変更することも可能です。
一括返済に対して、借入額を分割して月々返済していく方法には、大きく分けて下記の2種類あります。
【分割返済:リボルビング方式】
特徴:限度枠の範囲で、借りたり、返したりできます。銀行系カードローンやクレジットカードでのキャッシング、大手消費者金融で幅広く採用されています。
特に最近クレジットカードの場合、リボルビング払いでの利用を積極的に勧誘しています。
リボルビング方式のメリット
- ①月々の返済金額少額の場合が多い。
- ②必要な時に必要な分だけ、自由に入出金できるので、元利均等よりも圧倒的に便利。
リボルビング方式のデメリット
- ① なかなか負債額が減っていかない。
- ② 簡単に借り入れできるため、負債が増加しやすい。
- ③ 借り入れ期間が長くなる傾向にある為、利息の負担が大きくなる。
【分割返済:元利均等方式】
特徴:途中の出金はできず、借入れ後は返済のみ。中小の消費者金融に多く採用されています。
元利均等方式のメリット
- ① 途中出金できないので、毎月、確実に負債が減ってゆく。
元利均等方式のデメリット
- ① 必要な時に必要な分だけという借り入れができない。
ただし、便利なリボルビング方式にも注意が必要です。
リボルビング方式を採用した場合に、消費者金融会社は定期的に「指定信用情報機関」による借入額調査を行うことが義務付けられています。
この調査で、総量規制に抵触していることが判明した場合に消費者金融会社は、限度枠を総量規制に抵触しなくなるまで引き下げるか、出金停止措置をとらなくてはいけません。
(総量規制についてはこちらの記事でも説明しています)
また、借入先の消費者金融の事情で、限度枠が空いていても、出金できなくなる場合もあります。
あまりあてにしすぎると、かえって困ってしまうこともありますので注意しておきましょう。
次回からは銀行、信販会社、消費者金融と会社ごとにキャッシングの違いなどを解説していきます。