カテゴリ: キャッシング会社の分類
消費者金融でのキャッシング
キャッシングをするにも、会社は大手から中小まで様々あり、その区別もよくわからない方も多いと思います。
キャッシングを行っている業者をカテゴリー分類しました。
信頼性 | ★★★☆☆ |
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利便性 | ★★★★★ |
審査基準 | ★★☆☆☆ |
現在は多くの元大手消費者金融が都市銀行の傘下に加わった中、今でもアイフルなど独立系の消費者金融としてキャッシングを行っている企業もあります。
しかし、アイフルを除く大手と呼ばれる消費者金融はほぼすべて銀行傘下に加わった中、消費者金融は大きくは「銀行系消費者金融」と「それ以外」、そして「それ以外」の中でも「大手・準大手」と「中堅以下」に分けられると思います。
銀行系消費者金融によるキャッシングは利便性・審査基準ともに、銀行系とあまり変わらないレベルです。そのことについては前々回お話しました。
アイフルに関しても同じことが言えます。
しかし問題は中堅以下の消費者金融です。
あくまでも大雑把にですが中堅になると途端に評価は下記のようになります。
信頼性 | ★★☆☆☆ |
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利便性 | ★★☆☆☆ |
審査基準 | ★★★★☆ |
正直なところ中堅の消費者金融企業の中にも利便性を兼ね備えた安心して利用できる企業も多くあります。また地域密着の比較的小規模の事業でもしっかりした経営を行っている企業も多くあるのですが、中には非常に怪しい消費者金融もあります。
中小の消費者金融はネームバリューなどで銀行系消費者金融や大手消費者金融には太刀打ちできないため、どうしてもリスクの高いユーザー層に融資が集中します。
またユーザーも俗に言う「審査が甘い」消費者金融を探し求めて借りてしまうため、違法な闇金融業者から借りてしまうことになりかねない訳です。
最近ではソフトヤミ金といった違法な貸金業者がどうどうとインターネット上にサイトを開設して集客しているため十分な注意が必要です。
ソフトヤミ金といっても違法であることは間違いなく、そして「ソフト」と言っても一見ソフトなだけであり、いざ取り立てとなれば違法行為も辞さない企業ですので、絶対に借りてはいけません。
以下は掲示板などで割と有名な中小の消費者金融です。中小の消費者金融は非常にたくさんあるので、違法かそうでないかを見分けるにはそれなりのポイントがありますが、まずは貸金業登録をしていることが大前提ですがMさらに更新歴が1回以上、貸金業登録番号の()内の数字が2以上であることが望ましいと言えます。
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【ダイレクトワン】
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静岡県掛川市。スルガ銀行グループで中堅消費者金融としてはもっとも上位にくると思われます。その分当然審査も大手に準ずるため、なかなか厳しいのが現状です。審査が通ればコンビニATMの利用が可能など利便性は良いです。 | |||||||||||
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【セントラル】
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四国松山。四国ではCMも放送される有名な老舗消費者金融です。岡山などにも無人店舗があり財務局登録となっています。もともと比較的規模が大きめの中堅消費者金融でしたが、近年ネットに力を入れ融資地域を全国に拡大した代表例です。 | |||||||||||
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【いつも】
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高知県。こちらも四国でCM放送もしているされる有名な消費者金融です。セントラルに触発されてか追って全国展開を開始しました。登録替えのため更新歴がありませんが結構古くから消費者金融業を行っています。地方の消費者金融は今後ますますこの傾向が強くなると思われます。 | |||||||||||
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【フクホー】
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大阪府大阪市。老舗消費者金融。以前から審査が柔軟で人気の消費者金融です。貸金業法改正後融資実績多数でしたが、最近は申し込み数が多く、その分否決も多くなっている様子ですが、その融資額が高めに出ることからもあいかわらず根強い人気があります。 | |||||||||||
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【ライフティ】
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新興消費者金融。改正貸金業法が施行されてから暫くたった2014年7月に営業開始。中小消費者金融の冬の時代に勝算はあるのか疑問がありましたが、債務整理経験者も審査対象としていることから、こんな時代だからこそユーザーの申し込みが殺到しました。以外と大きなバックボーンを持っていますので今後も期待ができます。一時に比べるとと落ち着きましたが、現在でも新興勢力として積極的な融資が目立ちます。 | |||||||||||
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【アロー】
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愛知県名古屋市。新興消費者金融。担当者によってバラツキはありますが、審査はかなり柔軟です。公けに自己破産、債務整理歴のある方を審査対象にしています。新興ゆえか現在積極融資を行っている傾向がみられます。 | |||||||||||
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【ユニーファイナンス】
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名古屋で創業40年以上。全国的にもわりと有名な消費者金融です。現在も少数ですが無人ATM店舗を保有し、自社ビルでの営業を営んでいます。愛知県外にも無人店舗があるので財務局登録です。全国融資対応。 | |||||||||||
【ライオンズリース】
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愛知県名古屋市。名古屋地区において古くから消費者金融業を営んでいます。現在は全国へ融資実績あります。 | |||||||||||
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【スカイオフィス】
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福岡県福岡市。以前はニッセイキャッシングの名前で営業していました。現在でもサイトURLはhttp://nissei.cc/です。審査はかなり柔軟に対応しています。債務整理者も審査対象にしています。ただしここも接客などにやや疑問符が付きます。申し込み数はかなり多くその人気の高さが伺いしれます。対応が良い訳ではありませんが、とにかく融資が受けられるならといったところでしょうか。アスカキャッシングと同じく50万円までの小口に徹しています。アスカキャッシングと関連のある会社のようです。 | |||||||||||
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【アスカキャッシング】
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福岡県福岡市。以前は審査が柔軟でしたが、最近は少しシビアになってきている様子です。というか最近審査基準が不明確な感じがします。とはいえ実績に申し分はありません。柔軟な審査の口コミが広く浸透しているため、貸付率は決して高くはないですか、人気はかなり高い状態が続いています。ダメ元の申し込みが多いのが業者としては辛いところでしょうか。最高50万円までお小口の融資に徹しています。 | |||||||||||
【AZ】
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京都府京都市。新興消費者金融。新興とはいえ、実質旧消費者金融バルファイナンスの債権を譲渡させて設立された会社です。バルファイナンスは評判が良かったのですが、スタッフも同じで社風も同じなのでAZも評判は良いようです。バックはケンファイナンスと思われます。 | |||||||||||
【ケンファイナンス】
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京都府京都市。老舗消費者金融ですが、法人ではなく個人事業として消費者金融業を行っています。そのため審査はかなり柔軟ですが、やはり信頼性という点ではちょっと下がってきます。AZの設立に関与しているようです。 | |||||||||||
【スペース】
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大阪府堺市。新興消費者金融。スタッフが少ないためレスポンスが悪いのがたまに傷ですが、新興ゆえ融資には積極的です。マイナーですが、柔軟な審査が口コミで広がり一部ユーザーの間で人気が高まっています。 | |||||||||||
【アイアム】
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長崎県。老舗消費者金融。昔ながらの営業形態で消費者金融業を営んでいます。審査自体は依然からかなり柔軟で、実績としては申し分ないのですが、いかんせん地方企業ゆえ情報不足から信頼性が高いとまでは言えないかもしれません。 | |||||||||||
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【アルコシステム】
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兵庫県姫路市。消費者金融業として老舗ですが、平成24年度に貸金業協会退会。退会するにはそれなりの理由があると思われます。 | |||||||||||
【ビーンズ】
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東京都中央区。新興消費者金融。新興ゆえ一見丁寧な対応で心象も悪くありません。審査は柔軟ですが、ただその分スタッフ数の割に、申し込みが多いため否決の場合は無視されたこともあります。小さい会社は忙しく仕方ないかもしれませんが。 現在ビーンズではインターネットからの新たな貸付を終了しています。 |
大手と中小の消費者金融では営業スタイルは随分異なります。
大手は無人店舗などを多数設置し、自社のキャッシングカードを発行しており、コンビニや銀行などのATMでのキャッシングにも対応しています。
それに対し、中小の消費者金融ではひとつ、もしくは数か所の拠点のみで営業を行っています。
上記にあげた中堅消費者金融ではインターネットや電話・FAXを利用しての申し込みが可能で全国の方へキャッシングサービスを行っていますが、
小さい企業では地域の方のみに融資する企業もあります。
また大手消費者金融は、審査もかなり厳しくなっており、過去に金融事故を起こした方はまず審査が通りません。
それに対し中堅消費者金融は柔軟な審査をしてくれます。
これは一般的に初めてお金を借りる方の多くは、銀行系カードローンへ移行しつつある中、従来からのユーザーを大手消費者金融獲得し、おのずと次にそれらの企業で借りられなくなった方がターゲットになってくるからです。
中堅消費者金融の「柔軟な審査」は、必ずしも審査が「いいかげん」という訳ではありません。
逆に大手が属性審査などで機械的に融資判断を行うに対して、担当者が直接申込者と話をして、融資を可決する場合が多い傾向にあります。しかしその分顧客の現状はしっかり確認するので、むやみやたらと申し込みをするのは得策ではありません。
キャッシングランキングサイトや借入診断サイト、また個人のブログや口コミの評価をよく調べて、自分の状況にあった、かつ融資が可決されそうな消費者金融を選ぶことが大事です。
ここで中小の消費者金融について詳しく書くのは、中小の消費者金融を利用する場合、融資する側にリスクがあるのと同時に、借りる側にもリスクがあるからです。
上記にあげた消費者金融は独自の調査結果やユーザーからの聞き取り実績、口コミ等を調査して信頼性の順に掲載してみました。
各社のサイトをご覧になっていただくと、信頼性が一目瞭然で伝わってきます。
しかしながら、ここに掲載した企業は少なくとも貸金業登録を行っており、サイトにも自社の情報を掲載している企業です。
注意しなければいけないのが、さらにこれらの企業以外の小企業の中に一般的に言われるヤミ金融が紛れてくるからです。
先ほども書きましたが、借り入れを行う際には最低限「貸金業登録」をしているかチェックしてください。
また貸金業協会の加盟の有無も業者の最低限の情報を把握する上でも役に立ちます。
次回は「キャッシング業界の分類」をまとめてみます。
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