カテゴリ: キャッシング会社の審査

クレジットカードの審査が落ちるケース

【クレジットカードの属性審査の重要項目】

基本的にカード会社の審査は、安定した収入があるか、返済能力があるか、住居が定まっているかという点が重要になってきます。
さらにカード会社は自社のスコアリングシステムを用いて属性項目を点数に変換して、その点数で審査します。
属性の中で、年齢と勤務先(勤続年数)がもっとも重要な指標になります。
申込者の年齢を踏まえて、その勤務先(勤続年数)で返済能力を計るからです。
ここさえスコアリングシステムをクリアすれば大抵属性審査は通ります。
ただしクレジットカードは属性が大事と書きましたが、もちろん属性審査以上に肝心な過去の支払い履歴や借り入れの状況です。
”大事”と書いたのは前回の記事にも書きましたが、「延滞」などがなければです。
その意味ではよく消費者金融などで書かれている”ブラックOK”などの意味ではまったくありません。
金融事故のあった方がクレジットカードの審査を通るのは非常に難しいのです。

【過去の借り入れ状況による審査】

では実際に過去の借り入れ状況を審査するためにカード会社は、指定信用情報期間に個人の過去の履歴を照会します。
現在、この個人信用情報センターには「全国銀行個人信用情報センター」「CIC」「日本信用情報機構」があります。
その中でクレジットカードはおもに「CIC」を利用しています。
ただし指定信用情機関は横のつながりがありますから、他の信用情報も把握されていると考えておきましょう。
各信用情報機関には、銀行、クレジットカード会社、消費者金融から利用者の履歴が集まり、保管・更新されています。
過去にクレジットカードで支払いを延滞した履歴があれば、すぐに分かってしまいます。
延滞はキャッシングさせる側にとっては最大のマイナス要因ですから、いずれかの信用情報機関に延滞情報があれば、まずクレジットカードの審査は通らないと考えてください。
また、新規にカードの申し込みをするとカード会社は信用情報機関に照会をしますが、その紹介履歴は6カ月間残ります。
つまり短期間に何回も複数のカードを申し込こむと、審査が拒否されつづけているのか、とかまたはお金が必要でやたらめったらカードの申し込みをしているのかと疑われかねません。
そうなったら通る審査も通らなくなるかもしれません。
あとは各カード会社によってステイタスがあり、それに応じてスコアリングシステムが調整されています。
ステイタスの高いカードには、年収のさらなる高いハードルや、借家または持家か、ローンはあるかなどの情報が重要になってきます。
最近は「金融事故を起こしていない」と思っていても携帯電話の支払い延滞や、端末の割賦の延滞情報で審査落ちすることが多くありますので注意してください。
過去であっても基本5年前までの情報は残っています。
指定信用情機関は個人情報の開示にも応じています。心配な方は事前に情報開示をしておいてください。
具体的な方法は、各機関のサイトに掲載されています。

 

 

次回は信用情報による審査について解説します。

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